論語と算盤
bukejiuyaoによるPixabayからの画像
渋沢栄一といえば「日本資本主義の父」と言われたり、
新しい一万円札の顔でもあります。
その名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
「現代経営学の父」と言われるドラッカーも賞賛している人物です。
私が渋沢栄一と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「論語と算盤」です。
「商売の本質は?」と聞かれれば、やはり利益の追求と答えるでしょう。
それは当然企業活動として必要なことです。
しかし、利益の追求も行き過ぎると、環境問題や格差社会など様々な社会的な問題も起こります。
今の日本は経済的に豊かになりましたが、同時に色々な問題を抱えています。
利益の追求と社会貢献は両立できないものでしょうか。
渋沢栄一は100年以上も前に言っています。
論語と算盤は甚だ遠くて近いもの
「論語と算盤」で渋沢栄一は”利潤と道徳を調和させる”と経済人のなすべき道を示しています。
最近ではSDGsが世界的に合意され、誰一人取り残さないをスローガンに「持続可能な社会」をみんなで作りましょうと言っています。
事業性と社会性の両立の話をすると、その二つは相反するものと思っている人もまだまだ多いです。
日本の資本主義には100年も前に企業の社会的責任を考えて企業活動をする文化があります。
SDGsが注目されている今だからこそ、渋沢栄一に知恵を借りるのもいいかもしれません。
- 作者: 渋沢栄一,守屋淳
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/02/08
- メディア: 新書
- 購入: 5人 クリック: 102回
- この商品を含むブログ (44件) を見る