未来の学び 〜これからの時代を生き残るための学習・思考〜

これからの時代を生き残るための学習法、考え方ついて書いています

ESD持続可能な開発のための教育

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ESDって知ってますか?

EducationSustainableDevelopmentの略で日本では持続可能な開発のための教育と訳されています。

SDGsと似ていますね。

2005年から2014年までの10年を「国連ESDの10年」とし、ユネスコが主導機関に指名されているのでユネスコスクールとも言われています。 15年も前から行われているのですね。

文科省のHPを見てみると

今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。 つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です。

とあります。

最近になってSDGsが注目されていますが、それ以前から持続可能な社会を考える機会が多かったわけです。学校などで聞いたとはありますか? おそらく、学校で取り入れているところは少ないのではないでしょうか。

教育の中で社会課題を考えることは、これからますます大切になってくると思います。

以前に比べ、社会の課題を自らの問題として捉えるというが浸透してきたとはいえ、まだまだ一般的ではないように感じます。

15年も前から教育の場でこうこのような取り組みが必要だと言われていても、社会課題の解決=社会貢献と捉えがちになり、国がすること、慈善団体の活動と考えていしまい自分の問題としては捉えている人は少ないのではないでしょうか。

さらには社会的な事業は慈善活動なのでお金を稼いではいけないと考えている人もいるようです。

持続可能な開発と言われるように、活動には持続性というのが重視されています。持続させていくには、活動にかかる費用を稼いでいけるような事業性が必要です。国からの補助金や寄付などに頼るだけでなく、ビジネスと同じやり方で活動していかないと持続していけないのです。

社会で必要なことと、ビジネスは違うものだと考えず、同時に成り立たせていく考え方を大人も子どもも一緒に学んでいかなければならないでしょう。

「think globally, act locally」

SDGsという共通言語ができた今、教育にESDを取り入れていく機運を高めたいと思います。



余談ですが、私の住んでいる地域でESDをテーマにした、子ども食堂を始めます。子ども食堂というと、こども貧困を連想される方もいると思いますが、様々な社会課題のには教育こそが解決の道になると思って活動しています。子どもの教育の現場には大人が関わってきます。大人も子も一緒に勉強でき社会のことを考えていける場にしていきたいと思っています。





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